キツネノカミソリ開花! 04.07.11

先週土曜日に登った時は4本しか蕾が出ていなかったが、一週間後の今日はあちこちで開花していた。
毎年早く開花する「鍾乳洞−アンの滝分岐間のベンチ前群落地」では一割程のオオキツネノカミソリが開花していた。
また日当たりの良い場所でも数本咲いていた。
驚いたのは昨年の今頃ではまだ「蕾」すら出ていなかった大群落地付近や駐車場から入って
すぐの登山道沿いでも「蕾」があちこちで出ていた。
このまま晴天が続くと開花も早いかもしれない。
ただ自然はわからない。昨年も早いと思われたが中旬から大雨が降り(7月19日の大雨など)開花は遅れている。
いずれのせよ例年通りにいけば20日過ぎには「大群落地」でも沢山のオオキツネノカミソリの花を咲かせることでしょう!
8時半には水無鍾乳洞駐車場に到着。
駐車場はほぼ満車状態であった。
ザックにカメラを積んで出発!
登山道に入ってすぐ「蕾」があちこちに出ていた。
これは期待出来そうだ。

やがて鍾乳洞第2入口・水場を越え川を徒渉するとオレンジ色の
キツネノカミソリが幾本も出ているのが見えてきた。

この辺にはベンチも設置されていて毎年一番早く開花する群落地でも
ある。
←水無鍾乳洞駐車場。満車状態であった。
登山道に入ってすぐの場所
この渓流は暑い時は涼しさを感じさせる。
水場(フクロウの湧水)。
ここの水は美味しいらしい
ベンチ前群落地。ポツポツと咲いている。 一年ぶりの再会!オオキツネノカミソリ
ベンチ前群落地より上、登山道沿いに咲いていたオオキツネノカミソリ
「アンの滝分岐」を過ぎて数本見つけた。
やがて傾斜が出てきて黙々と登っていくと日当たりの良い場所にも花が数本
出ていた。

「オオキツネノカミソリ」と「キツネノカミソリ」の違いは「雄しべ」と
「花弁」にある。
雄しべが花弁よりも長く出ているのが前者で同じくらいなのが後者である。
また花弁の先端が反り返って内側が見えているのも前者の特徴である。

今回、注意深く観察して見たが難しい。
左の写真は大群落地手前の日当たりの良い場所の登山道沿いに咲いていた
ものだが後者のような気もするが‥。
大群落地を過ぎて今度は山頂を目指す。
「日本庭園」と呼ばれている涼しいこの場所で水を補給。ここからは傾斜がもの凄く急な道を登っていく。
ロープも設置している場所もあり。昨日までの雨でやや滑りやすい。(下山中に一回滑った‥)注意!

山頂では時間が早かったせいか思ったよりも登山者は少なかった。
井原山自然歩道登山口付近にも沢山の車が駐車していたので、まだ増えるだろう。
そう言えば8月の第1日曜日(キツネノカミソリの満開時季)には人が多かったなぁ‥
水場(日本庭園付近)
縦走路から見た山頂
この時季、前原市ではオオキツネノカミソリ同様注目を浴びている「ハマボウの花」がある。
「ハマボウ」はアオイ科の落葉低木でハイビスカスの仲間である。
場所は前原市と志摩町の境を流れる泉川(雷山川の下流)の河口付近約1kmにわたって群生していて九州最大級でもある。
川の両岸に黄色い花を沢山咲かせています。ただ今満開です。

ハマボウの花と可也山